治療の種類

***<手術>**************************************************************
1.円錐切除(子宮頚部1の一部だけを切除する)
 電気メスやレーザーで子宮の入口を円錐形に切り取る手術で治療ができます。
 円錐切除術は、診断を目的に行われることもあり、その結果によっては子宮を
 摘出することもあります。異形成の段階ならば、これで治療は終了します。
 円錐切除術では、子宮は残るので、妊娠も可能だそうです。
 日帰り、あるいは1泊ほどの入院でできる治療です。

2.子宮摘出
 子宮だけを摘出する方法。場合によっては卵巣を取ることもある
 (1a1期が境界線になるらしい)
 妊娠は不可能。卵巣を1つ残すことでホルモンバランスをある程度
 保つことができるそうです。
 ※子宮を取るので、膣の奥が縫い付けられ、行き止まりとなります。
 卵巣が残っても、子宮を取り除き、膣が行き止まりとなるため、生理による
 出血はなくなり体内で吸収されるそうです。

3.広汎性子宮頸部摘出術
 妊娠の可能性を残すため、子宮の一部を温存し、ガンを切除する方法。
 まだ新しい方法だそうです。
 進行度が1a2期から1b1期であることや、ガンが2cm以内など他いくつかの条件が
 あるようです。

 

4.広汎子宮全摘出術
 子宮、膣の一部、骨盤リンパ節、卵巣・卵管を切除します。
 術後障害として、排尿障害、リンパ浮腫などが出る可能性があります。
 ステージ1a2期~2b期
 ※子宮を取るので、膣の奥が縫い付けられ、行き止まりとなります。
 卵巣が残っても、子宮を取り除き、膣が行き止まりとなるため、生理による
 出血はなくなり体内で吸収されるそうです。

***<抗がん剤治療>************************************************************
通常、子宮頸がんでは2種類(シスプラチン、トポテシン)が使われるそうです
(進行がんなどの場合は別)
ガンの状態や、個人の体調により抗がん剤の量や投与する周期、期間が異なります
また、吐き気や髪の抜け具合も個人差があり、同じ量でも副作用には違いがでるようです
※抗がん剤は、人によりアレルギー反応を起し、呼吸ができなくなる程の強い症状が
でる場合があるようです。その場合には体に合う薬に変えて治療になるようです。

***<放射線治療>**************************************************************
頸がんの場合、通常外照射を25回、さらに内照射を行うのが標準的な放射線治療だそうです。
がんに効く量が放射の目安ではなく、周辺の臓器が回復不能なダメージを受けない量が治療の
限界量とされているそうです。放射線により、卵巣の機能は失われます。また後遺症として
リンパ浮腫がでやすいとされています。

***<複数の治療>**************************************************************
子宮頸がんの進行度合いにより、複数の治療を同時にまたは続けて行う事もあります。
円錐切除をして、切取った部分を病理に出した結果、子宮摘出が必要になるケース
広汎子宮全摘術をして、病理に出した結果転移が見つかり、抗がん剤治療になるケース
抗がん剤治療でガンを小さくしてから手術をするケース
放射線治療をしてから手術になるケース、または併用するケース等

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